「牧会」(2018年4月22日週報巻頭言 牧師 藤井秀一)

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教会には「牧会」という言葉があります。

「牧会」の「牧」は牧畜からきている言葉です。

羊の群れを羊飼いが養うように、「神の言」によって人々の魂が慰められ、養われていく、

魂の配慮のことがらを「牧会」と言い表しています。

「牧会」は「神の言葉」によって人間の心、魂への配慮をすることです。

ですから心理学やカウンセリングとは違います。

「牧会」の中心には、常に神の言葉があり、神と人とのあるべき関係へと導いていくことが目的です。

それに対して、心理学やカウンセリングの中心はあくまで人間であり、神との関係は問題とされません。

さて、かつて主イエスを見捨てたうえ、3度も「あんな男を知らない」と言い放ったペトロ。

その彼の前に復活の主イエスは現れ、一言もペトロを責めることなく、

3度「わたしを愛するか」といわれたのです。

これは、ペトロへの神の赦しの言葉です。

この「神の言」によって慰めを得たペトロに、主イエスは言われます。

「わたしの羊を飼いなさい」・・・つまり「牧会」しなさいと。

罪ゆるされた者として、神の愛と赦しの言葉を語るのだと・・・

このペトロとは、罪赦されたわたしたち一人一人のことです。

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