「平和 平安 シャローム」(2019年8月4日 週報巻頭言 藤井秀一)

 今、日本と韓国の間が緊張しています。互いの国民同士は冷静なのに、政治を任された人々の間で、感情的なやり取りがエスカレートしているように、わたしには思われます。

いずれにしろ、執り成しの祈りが求められています。

「そこで、まず第一に勧めます。願いと祈りと執り成しと感謝をすべての人々のためにささげなさい。王たちやすべての高官のためにもささげなさい。わたしたちが常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活を送るためです」(1テモテ2:1‐2)

さて聖書にしるされる、「平和」「平安」は、旧約聖書の言語であるヘブライ語では「シャローム」、新約のギリシャ語では「エイレーネー」です。

イスラエルの民は、繰り返し戦乱に巻き込まれるなかで、内的な神が与える平和という考えを持つようになったと言われます。

「平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります。主よ、あなただけが、確かに わたしをここに住まわせてくださるのです」(詩編4:9)

「堅固な思いを、あなたは平和に守られる あなたに信頼するゆえに、平和に」(イザヤ26:3)

神の与える「シャローム」を、今こそ、祈り求めていきましょう。

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