「共に聖書を読む喜び」(2016年9月25日週報巻頭言 牧師 藤井秀一)

教会学校月間、最終日の今日は、細井留美牧師(東京北キリスト教会副牧師)をお迎えします。細井先生には、今回礼拝メッセージと教会学校研修会(信徒の学び会)の講師をお願いしています。教会学校で用いている教案誌「聖書教育」の執筆や編集にも関わられてきた細井先生から「聖書教育」誌のこだわりについても伺いたいと思います。せっかくの機会ですから、どうぞ皆さまからも様々な疑問を、細井先生に投げかけてみてください。

細井先生とは「聖書教育」誌の執筆者会議で、一度ご一緒したことがあります。執筆者会議では、「聖書の学び」「おはなし」「少年少女科」「小学科」「嬰幼児科」など、各執筆担当者がそろい、一週分ずつ3か月分のカリキュラムの聖書箇所を検討し、今回はこの聖書箇所からどのポイントで執筆するかを語り合います。この聖書を囲んだ語り合いの時間が、実に豊かで、時間がいくらあっても足りないのです。それは難しい聖書箇所より、むしろよく知られた物語のほうが時間がかかりました。たとえば「マルタとマリア」の短い聖書箇所について語り合った時は、3~4時間くらい話していたと思います。今まで何度も読み、もうこの箇所の意味はわかっているという思いあがりが砕かれて、聖書はいつも新たな光を放ち読む人の心を照らします。実は、「聖書教育」誌自体が、執筆者たちによる「教会学校」から生み出されたものなのです。

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