今日は召天者記念礼拝です。
さて「青虫」が生きている世界は、地面を這いつくばり、葉っぱを食べる世界。「青虫」は、目の前の葉っぱを食べ続ける命を生きています。
しかし時が来て「青虫」はやがて「さなぎ」のなかでしばし眠り、やがて神の時がきたなら、「蝶」という「新しい体」をまといます。
そして、それまで想像もできなかった「空」という、全く新しい世界へと羽ばたいていくのです。そのためにこそ「青虫」は地面で葉っぱを食べつづけてきたのです。
人の地上の人生は、ある意味この「青虫」のよう。
「死」は、少しの間「さなぎ」のように眠ることであり、
やがて神の時が満ちたとき、まったく新しい「復活の体」に変えられて、
神が新しくしてくださる天地へと、「蝶」のように舞いあがる。
それが新約聖書の伝えている希望であり、「召天」という言葉が意味している全容です。
「イエスが死んで復活されたと、わたしたちは信じています。神は同じように、イエスを信じて眠りについた人たちをも、イエスと一緒に導き出してくださいます。」1テサロニケ4:14