わたしたちは、だれひとり自分の意思で生まれてきたわけではありませんから、自分に命を与えてくださった方によって、「生かされて生きる」存在と言えます。しかし、果たしてそのように生きているかと言えば、自分の力に頼り、自分の思いで行動し、自分の願いどおりにならなければイライラし、「生かされているもの」らしくは生きていないのです。そうであるのに、なお生きているとすれば、命を与えてくださった方に赦されているからでしょう。
つまり「生かされて生きる」とは「赦されて生きる」ということなのです。
『イエスはその人たちの信仰を見て、「人よ、あなたの罪は赦された」といわれた』
ルカによる福音書5章20節