先週の礼拝からしばらく「使徒言行録」を読み進めることになりました。
主イエスの十字架と復活、昇天のあと、弟子たちの中に聖霊が降り、最初の教会が誕生しローマにまで「福音」が広がる様子が記される「使徒言行録」。この聖霊による神の物語は今にいたるまで続いており、わたしたちの花小金井教会の一人一人も、聖霊によってこの神の物語の一部を生きる仲間として、今、ここに招かれ、共に歩んでいます。
そんなわたしたちが大切にしたいのが「証し」です。
ふつうクリスチャンは「証し」というと「他の誰かに自分の信仰を伝える」という意味に理解しています。一方「使徒言行録」を書いたルカのいう「証し」「証人」とは、
「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そしてエルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる」(1:8)
「・・・主の復活の証人になるべきです」(1:22)
「神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です」(1:32)
「神に従わないであなた方に従うことが、神の前に正しいかどうか、考えてください。わたしたちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです(4:20)
という具合に「他の誰かに、イエスは今も生きておられることを伝える」という意味で「証人」という言葉を使います。聖霊は我々をイエスの復活の「あかし人」にするのです。