バプテスト教会の「教会の約束」(教会契約)の概念は、17世紀に生まれたイングランドとその後アメリカに伝わっていったバプテスト教会で形成されたものです。
「教会の約束」(教会契約)は、バプテスト教会において、地域にある各教会が、その教会の共同体としてのアイデンティティと、信仰生活における共通の目的と方向性を確認するものです。
教会員一人一人が、神様との関係、他者との関係を大切にして、社会においてキリストの愛を分かち合って生きることを、毎月の初めの礼拝において、再確認しています。
その内容を教会員のみんなで話し合い、新たにした、2024年版の「教会の約束」を、3月3日の礼拝から読み上げ始めました。
【教会の約束2024年度版】
わたしたちは、
神の恵みによって、イエス・キリストを主と信じ、
バプテスマを受けて、主の教会に加わったので、
聖霊の導きによって、この約束をいたします。
わたしたちは、
教会は人によって成ったものではなく、神によって成ったものと信じます。
聖書の御言葉に立ち、主の日の礼拝をささげ、
バプテスマと主の晩餐との二つの礼典を行い、
教会の諸集会や交わり、教会の定めた秩序を大切にします。
わたしたちは、
神の愛に応えていく者として、主を賛美し、教会をささえ、
神のみ旨の行われるために、心からの祈りと献金をささげます。
主イエスは「平和をつくりだす人たちは、さいわいである」と言われています。
わたしたちは、
キリストの平和に生きる者として、主の福音を宣べ伝え、
共に歩み、互いの喜びや痛み、悲しみを分かちあい、祈り、
平和を創り出していくことをめざします。