「渇いた地を潤す水」(2020年2月2日週報巻頭言 牧師 藤井秀一)

1月25日に西南大学チャペルで行われた、中村哲さんのお別れ会には5000人もの人が駆けつけたと聞きます。

 

中村さんの働きによって砂漠化したアフガン東部の渇いた地に、用水路を通して水が川のように流れこみ、砂漠に木々が茂り、美しい大地がよみがえり、多くの病が癒されました。

 

この中村さんの働きが継続されることを願い、沢山の人が新たにペシャワール会に入会したと聞いています。

 

預言者エゼキエルが見た幻の言葉を思い起こします。

 

「・・・水が神殿の敷居の下から湧き上がって、東の方へ流れていた。・・・・水は膝に達した。更に、一千アンマを測って、わたしに水を渡らせると、水は腰に達した。更に彼が一千アンマを測ると、もはや渡ることのできない川になり、水は増えて、泳がなければ渡ることのできない川になった。・・・川岸には、こちら側にもあちら側にも、非常に多くの木が生えていた。・・・川が流れて行く所ではどこでも、群がるすべての生き物は生き返り、魚も非常に多くなる。この水が流れる所では、水がきれいになるからである。この川が流れる所では、すべてのものが生き返る。」(エゼキエル47:1‐)

 

 

さらにこの主イエスの言葉も思い起こします。

「祭りが最も盛大に祝われる終わりの日に、イエスは立ち上がって大声で言われた。「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。

わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。」(ヨハネ7:37‐38)

 

主イエスは十字架上で死なれましたが、2000年以上の時を超え、主イエスを愛する人々は川の水の流れのように世界に広がり、いのちの水によって、渇きが潤されています。

 

また主イエスを愛した中村さんは亡くなりましたが、その死によって働きは終わらず、さらに渇いた地に水が流れ広がり、渇いた地は潤いつづけていくと信じるのです。

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