「マラナ・タ」(2019年12月1日 週報巻頭言 牧師 藤井秀一)

 先週25日(月)東京ドームで行われたローマ教皇によるミサに参加しました。カトリック中央協議会からバプテスト連盟に20人の枠で招待が来たからです。おそらく他の主要なプロテスタント教派も招待されていたことでしょうし、会場には袈裟を着た僧侶の方々、またイスラム教徒と思われる装いの人々が、私たちと同じアリーナ席の一番正面の席へと案内されていました。
 
 むろんプロテスタント教会の聖書理解は、カトリック教会の聖書理解と違う部分が多々あるわけですが、かつて対立していた頃とは違い、今は互いの信仰理解を責めあうより、むしろ一致できるところを大切に対話と協力をしていこうとする「エキュメニズム」(教会一致運動)の流れのなかにあります。わたしたちの教会も、教会としてカトリックとプロテスタントの共同翻訳である「新共同訳聖書」を使用することで、エキュメニズムの流れの中に身をおいています。
 
 25日の教皇ミサのテーマは「すべてのいのちを守るため」でした。神が愛し、創造したいのちを、だれも傷つけることなく、共に生きるためにわたしたちを平和で満たしてくださいと祈る「わたしたちの地球のための祈り」から始まりました。ほかにも宗教、宗派を超え、心をあわせて祈ることのできる平和の祈りが、いくつかの言語によって祈られました。後半、わたしたちの教会の晩餐式でも歌っている「マラナ・タ」を共に歌ったときには、主にあって一つという歌詞に、あらためて心からの感動を覚えました。
 
 今日からアドベントです。「敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」「神は、悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しいものにも正しくないものにも雨を降らせる」といわれた平和の王、主イエスの到来を、私たちは心から待ち望みます。
 
「マラナ・タ」(主よ、きてください)
 

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