安息日の「安息」と訳された元のヘブル語は「シャバット」。元来「やめる」「終わる」という意味の言葉です。6日の間「すべきこと」に追われた状態を「やめる」。自分ですべて出来る、自分がしなければ、という思いを「やめる」日。
「すべきこと」のために体を休める日ではなく、むしろ、「すべきこと」を「やめる」ことで神に委ねる日。神ががいのちを与え、いのちを生かす方であることへと立ち返る日。
イエスさまは、安息日に神を礼拝することと共に、人々を癒し、空腹のものには食べさせてくださいました。「すべきこと」を行うからではなく、ただひとえに「いのち」「存在」を愛し、救わずにはおれない、天の父の愛を伝えるために。
イエスは言われた。「あなたたちに尋ねたい。安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、滅ぼすことか。」(ルカ6:9)