4月1日に洗礼式(バプテスマ式)の信仰告白(今までの歩みなど)
わたしは元々、キリスト教とは全く縁の無い仏教の家庭で育ちました。仏教の家庭と言っても特別信仰心があった訳では無く、新年の初詣も、適当に近くの神社へ行き、おみくじを引いて一喜一憂する年に一度のイベント程度にしか考えていませんでした。
そんな信仰とは全く縁の無かった私が大学卒業後、就職のために上京したのですが、そこでクリスチャンの妻と出会いました。妻は外国人なのですが、日本語がとても上手ですぐに打ち解けられました。真っ直ぐな性格と優しい人柄に惹かれ、結婚を決意しました。
結婚式は妻の実家の教会で行いました。結婚後も妻の実家を訪れた際は家族みんなで礼拝に行ったり、食事の前にお祈りをしたりしました。仏教家庭で育った私にはとても新鮮でした。異国の言葉なので意味は全く分かりませんでしたが、キリスト教を肌身で感じる生活を積み重ねるようになりました。
そうこうしている時、妻から「家の近くの教会に行きたい」という相談を受けたため調べてみると、ここ花小金井キリスト教会がある事を知りました。
妻との結婚生活でキリスト教を身近には感じていたものの、クリスチャンではないので、見知らぬ教会に行く事は少し勇気が必要でしたが、歩いて行ける距離ですし、何より妻と一緒ならと思い、行ってみる事にしました。
宗教に対しては何となく敷居の高いイメージを持っていたのですが、初めて訪れた私達を教会の皆さんは、まるで昔からの知り合いや家族のように暖かく出迎えて下さり、良い意味で裏切られた第一印象でした。
礼拝堂に入ってからも、そのたたずまいは美しく、居心地はとても良く、なぜか自然と心が落ち着きました。
また藤井牧師のメッセージも抵抗無く、自然と心に響いてきました。とても充実した気持ちで礼拝を終える事ができ、自然と「また来たいな」という気持ちになりました。
その日から主日礼拝に通い始めましたが、来る度に心が強くなり、気持ちが穏やかになり、不思議と満たされた気分になりました。
信仰に全く興味のなかった私が、クリスチャンの妻と出会って結婚した事も、妻の相談がきっかけで花小金井キリスト教会に通い始め、幸せな教会生活を送れている事も、昔の私では全く想像出来なかった事であり、それが現実となっている事を考えると、イエス様の導き以外には到底説明がつきません。イエス様の存在に気付けた事を深く感謝したいと思います。
イエス様の存在に気付かなかった今までは、人生は自分の力で切り開いていくものだと思っていましたから、何かで落ち込んだり、悩んだり、重要な判断を迫られたりした時、知人や家族に相談はするのですが、最終的には1人で処理するしかなく、それゆえに辛さや虚しさや寂しさを感じる事もありました。しかし今は、イエス様が側にいて下さっている事に気付き信仰していますので、そんな孤独な思いをする事は無いと思います。自分中心だった私の罪は、イエス様の十字架によって許され、わたしは救われていることを信じます。
これからの人生において楽しい事ばかりではありません。当然様々な困難もあるかと思いますが、辛い時も悲しい時も、全ては意味あるイエス様の導きと信じて、どんな時もイエス様への感謝の心を忘れずに生きていこうと思います。その決心の意味でも、バプテスマを受けようと思いました。宜しくお願い致します。