いのちに至る道へ

2021年2月21日 週報巻頭言
 「イエスを主と信じることの不思議さ」 
約2000年前のユダヤに生きたイエスを「わが主」「メシア」「キリスト」と信じる人になることの不思議さを伝えるエピソードとして、よく引用される例話をご紹介します。
「アメリカの天才的な文学者であり、将軍であったルー・ウォーレスは、キリスト教が大嫌いであった。「アメリカを軟弱にしているのはキリスト教だ。あれは逃避だ。事実をゆがめている」 と、キリスト教に対して敵愾心を抱いた彼は、とくに知的な階層に向けて無 神論的な運動を展開していた。彼はあるとき、友人たちに誓いを立てて言った。 「俺はいずれ、世界からキリスト教を撲滅してしまうような本を書く」。 それからの彼は、キリスト教を徹底的に研究し、そのあら捜しを行った。 キリストの復活や奇跡が、ただの神話で作り話だと証明しようとした。パレスチナにも行って、キリスト教を否定する証拠を見いだそうとした。 本を書き始め第二章を書いていた夜のこと、二つのことが、彼の心から離れ なくなってしまった。一つは、キリストの十字架上の言葉。「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです」(ルカ23 の34)であった。彼はこの言葉は、自分に語られていると思えた。 もう一つは、あのキリストの軟弱な弟子たちが、復活後に何故あのように突然強くなったのか、という疑問であった。人は決して、真実のためでなければ 命を賭けたりしない。復活は事実だったのか?その夜、彼は突然ペンを投げ出してしまった。 彼はひざまずき、それまで自分が滅ぼそうとしていたイエス・キリストに向かって、祈って言った。「わが主よ。わが救い主よ。」 ルー・ウォーレスは、それまでの原稿を破り捨てた。その後しばらくして、 彼はペンを握りなおし、あの不朽の名作「ベン・ハー」を書き上げた。」
「・・・あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ」
(マタイによる福音書16章17節)

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