10月7日の主日礼拝で、演奏と証をしてくださった韓国人ピアニストのゴン・ミンさんが主宰するビッグバンド「THE BRIDGE ビッグバンド」のチャリティコンサートが、昨日行われたので聞きに行きました。
韓国で音楽活動をしていた彼は、東日本大震災のニュースを見てショックを受け、日本人に寄り添おうと日本語の猛勉強を始め、2013年に初来日し被災地でのコンサートを開始。
その後、国立音楽大学に入って国際的なジャズピアニスト、小曽根真のもとで新たにジャズを学び始めて、そこで出会った国立音大の学生たちと、韓国の友人のミュージシャンに呼びかけ結成されたのが「THE BRIDGE ビッグバンド」です。
2018年2月に東京で初舞台のチャリティーコンサートを開き、そこで集まった募金をもとに、7月には被災地の東松島で無料のコンサートを開催しました。
そして今回のコンサートで集まった募金をもとに、また被災地での無料コンサートを開くことになります。
コンサートのために来日したゴン・ミンさんの友人のミュージシャンたちや学生たちは手弁当のボランティアでしておられると聞き、頭が下がります。
コンサートには小曽根真さんも友情出演し、素晴らしいピアノを聞かせてくださりながら「彼(ゴン・ミン)がしていることは本当に素晴らしいこと。逆に自分が彼の立場だったら、韓国に出かけて行って同じことができるだろうかと思う」と正直な気持ちを語られました。
数年前、クリスチャンのゴン・ミンさんが日本に飛び込んでこられたことで、まるで渦のように沢山の人々がこの活動に巻き込まれ、よき影響が波紋のように広がりつづけています。
そしてそのような「飛び込んで広がる福音」の出来事は、今から約150年前、中国に飛び込んだロティ―ムーンにおいても、また現在バプテスト連盟から遣わされ、現地の人々に寄り添おうと、現場に飛び込んで行かれた宣教師の一人一人においても、きっと引き起こされている出来事のはず。
まさに「『良い知らせを伝える者の足は、なんと美しいことか』と書いてある通りです」
(ローマ10:15)