「1人ではやっていけないから」(2015年6月14日週報巻頭言 牧師 藤井秀一)

IMG_0568フィリップ・ヤンシー(クリスチャンジャーナリスト)のあるコラムに、こんなくだりがありました。「先日、わたしはあるユニークな『教会』に出席した。その『教会』は、教団を運営する本部も有給のスタッフもなしに、毎週数百人もの敬虔なメンバーを繋ぎとめている。それは、「匿名アルコール依存症者の会」(通商AA)と呼ばれている団体である。そこへ行ったのは友人の1人に誘われたからだ。・・・彼は言った。「初代教会はきっとあんなふうだったんじゃないか」「ぼくたちはだれも1人ではやっていけない人間ばかり・・・・」「たぶん神さまは、信じる者たちが神に頼ることを、また地上にある、神の共同体に頼ることを教えるために、ぼくたちを召されたのだろう」

神も人も必要としないのが「正しい人」なら、神と人に頼らなければやっていけないと気付き、イエスさまを中心にした支え合う仲間へと招かれた「罪人」の集まり。それが教会なのでしょう。

「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招いて悔い改めさせるためである。」(ルカによる福音書5章32節)

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